地中海文明を築いた古代カルタゴがチュニジアの前身・・・異文化の交差するチュニジア旅行を支援します




ワイン工場巡り
Wine




ワインの起源と品質

約8000年前に、コーカサス地方で自生していた野生葡萄から、
食して残った葡萄を保管していたら、自然発酵した葡萄液を発見しました。

自然発酵した葡萄液は、古代オリエントの人達が紀元前4000年頃に飲んでおり、
カルタゴの人達が紀元前4世紀頃に導入しました。

それが古代カルタゴのマゴンに伝わり、マゴンの研究によつて
「マゴンの農業書」に、
葡萄の栽培と醸造法をフェニキア語で著し、それがギリシャ語とラテン語に翻訳されてヨーロッパに渡り、
ローマ元老院によって法令が発布されるなど人気となり、
それからヨーロッパで葡萄栽培とワインが作られるようになりました。


ワインの発祥は古代カルタゴ

ポエニ戦争でローマに敗れ歴史から抹消されたカルタゴの歴史は

この翻訳されたマゴンの農業書により解き明かされています


原本はカルタゴ敗戦時にローマによってヌミディア王に贈呈され

後にローマによってヌミディアが滅ぼされローマの火により焼失しました




ヨーロッパで数々の賞を得ているチュニジアのワイン

チュニジアのブドウ栽培はポン岬や北西部など平均気温が低い地域で栽培され

1本の樹に4本の枝、各枝には2つの芽だけで丈を低く栽培され

収量は低いが酸味が低くまろやかな口当たりの良いワインが作られています

主にドイツやフランスに輸出され、近年ではアメリカやアジアにも広く輸出され、日本でも入手できます



  チュニジア産ワインの一部

マゴンを名乗った銘柄も有り、マスカットワイン等も製造されています 
  チュニジアのブドウ畑 
   訪れたワイン工場です

オーナーはフランス人で、フランスにも工場と畑を持っています
   圧搾装置です

圧搾された葡萄液は配管によってタンクに送られます
   葡萄液の発酵タンクです
   この工場では一旦瓶詰めし、逆さに寝かして固形物を沈殿させ、開栓して沈殿物を除いた液を再度瓶詰めする方策を取っています
   製品の一部と数々の受賞状とメダルです
   製品を持つオーナーと受賞状
   製品を持つオーナーと受賞状
 製品の一部
   手を振って見送ってくれました



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