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イスラム教の犠牲祭
Eid al-Adha
عيد ألأضحى
犠牲祭(イードゥル・アドハー)はイスラム暦(ヒジュラ暦)の12月10日 (メッカ巡礼の最終日)に行われます
犠牲に捧げた肉の一部は貧しい人々に振る舞われ 、親戚・友人達にも分け与えられ(サダカと言う)、残りを家族で食べます
※ 犠牲とは自分の欲望を犠牲にして、アッラーの教えや道に従うと言う意味で
自分の命さえもアッラーに捧げる用意があることを示す信心です
犠牲祭の概略
イスラム教徒はサウジアラビアのメッカへ巡礼に訪れます
巡礼者は12月9日夜明けと共に一斉にアラファトの谷を目指して出発し、9日の正午にアッラーに祈ります
祈りは自分の過去を振り返って、過去に犯した罪等を悔悟し、モスリムの連帯感を築きます
12月10日の朝にミナの谷で3つの石柱(預言者アブラハム、息子のイスマイル、妻ハガールを象徴)に
巡礼者は投石(石を投げてサタンの誘惑を退けたので、その故事にならって)をします
第一の柱に投石してから、巡礼者は羊や山羊、ラクダ等を犠牲に捧げます
世界中のムスリムは、巡礼に参加していなくても同様にこの日を祝います
犠牲の由来
神が信仰心を試すため預言者アブラハムに対し、息子イスマイルを犠牲に捧げるように言われ
アブラハムはしぶしぶ応じようとすると、神はその信仰心を称え
替わりに子羊(動物とも言われる)を犠牲に捧げるよう告げられたと言う故事にならっています
※ (息子を犠牲に捧げようとした瞬間、子羊が現れて身代わりになったとも言われています)
羊の血抜き 頸動脈を切って羊の地を抜く 近藤功一氏の提供です |
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空気の送入 羊の皮と身が離れやすいように、皮と身の間に十分な空気を送入する 近藤功一氏の提供です |
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羊の皮剥ぎ 十分な空気を吹き込んであるので簡単に皮が剥がれる 近藤功一氏の提供です |
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腸詰作業 羊の腸は綺麗に掃除され、中に香辛料の入った具を詰める 近藤功一氏の提供です |
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ソーセージ 腸詰されたソーセージは火を通して食卓に並ぶ 近藤功一氏の提供です |
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2017年の犠牲祭に招待を受けて、ご馳走になってきました 先ず皮を剥ぎます |
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頭を火にかけて焼いています | |
私は皆様より一足早くご馳走になってきました 羊が焼きあがってきました |
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この日は羊2頭に山羊1頭を捧げました |